福岡トレンド

2014.07.24/GOURMET

伝統のお酒と魅力ある限定品を楽しめる「綾杉酒造場」

この夏、「フクオカ・プサン カフェ」では「福岡の食」をテーマに、福岡市やその近辺の食産業を掲載します!まずは、福岡市内の酒造を「福岡トレンド」に連載してご紹介します。

酒造紹介の第一回目は、福岡市南区塩原にある「綾杉酒造場」です。那珂川の川辺に位置した酒蔵は、長い歴史を証明してくれる伝統的な建物と周囲の自然が調和し、博多駅から30分ほどの距離とは思えない雰囲気を成しています。

綾杉酒造場は、寛政五年(1793年)福岡市天神にて創業した蔵元で、江戸時代には黒田藩の指定蔵として当時の庶民にも親しまれました。昭和33年、福岡市の都市計画・道路整備により、今の塩原に移転することになりましたが、それまでは福岡市赤煉瓦文化館のすぐ隣に酒蔵がありました。移転の際には江戸時代からの当時の建物をそのまま移築したそうです。
銘柄の「綾杉」は、店主の祖先が香椎出身であったことから香椎宮のご神木、「綾杉」よりお名前を頂戴して命名したものだそうです。
現在、主に生産している清酒は6種類あって、筑後川水系の地下水と福岡産の酒米「夢一献」を使って、伝統に沿って丁寧に造られています。

その中でも蔵自慢のお酒は「純米原酒」と「一酌散千愁」。
「純米原酒」は、63%に精白した米を低温で丁寧に仕込んだ本格派のお酒で、濃醇で旨みがあります。原酒の為、少しアルコール度数が高く(17~8度)、純米酒ならではの芳醇な味わいもこのお酒の特徴です。原酒なのでロックでも楽しめるようです。
「一酌散千愁」は、元の酒「純米原酒」を5年以上、蔵の中で寝かせたもので、色は琥珀色がかり、紹興酒を思わせるような深い香りがあります。味や香りが個性的なお酒です。

他にも、期間限定・季節限定で祭りやイベントに合わせた様々なお酒も生産販売しています。一例として、今年の6月からは福岡を代表する夏の祭り「博多祇園山笠」をモチーフにしたお酒「櫛田入り」と「舁(kaku)」を販売しました。山笠の法被を連想させるパッケージや博多祇園山笠のクライマックスと言える「追い山」の開始時間4時59分にちなんだ459本の限定生産など、面白い要素が満載です。これからも魅力的な限定商品を発売してほしいですね。

酒蔵の見学は、通常は出来ませんが、3月下旬(20日前後)にある「蔵びらき」の際は、新酒の試飲会と酒造りの様子を学べる展示室の見学が楽しめます。開催時期、アクセス情報など詳しいことはホームページからご確認ください。

※ 「綾杉酒造場」ホームページ
http://www.ayasugi.co.jp

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