福岡トレンド

2014.08.07/GOURMET

博多に残る造り酒屋 石蔵酒造「博多百年蔵」

今回は福岡の都心にほど近い,博多区堅粕にある石蔵酒造「博多百年蔵」をご紹介します。石蔵酒造の酒蔵は,築後140年以上の白壁の土蔵と赤煉瓦の煙突をもち,「博多百年蔵」の愛称で福岡の人々に知られています。

建物に一歩はいると,酒樽で作られたトンネルがあり,トンネルをくぐるとそこには明治の趣を残した空間が広がります。

石蔵酒造は,元々黒田家の播州播磨(現在の姫路)時代からの御用商人であった石蔵屋に端を発し,関ヶ原の戦いの後、黒田官兵衛・長政親子が家康より筑前福岡藩主の命を受けた際,これに帯同し福岡に来たそうです。
江戸時代は,博多~壱岐・対馬間の廻船問屋を営んでおり,江戸時代後期に酒造業にも参入しました。
また,幕末維新の際には,福岡藩の加藤司書,長州藩の高杉晋作,薩摩藩の西郷隆盛との密約の場を提供した商家としても知られています。
明治初期より百余年に亘り現在の酒蔵で博多の地酒を製造し,幾多の変遷を繰り返してきたこの福岡の街で,博多っ子に愛される地酒を造り続けています。

工場見学はできませんが,博多百年蔵にはどなたでも入れるお酒の製造直売所が併設されています。製造直売所は明治の面影があるつくりになっており,蔵元自慢のお酒の他,酒器やお土産物などの買い物も楽しめる空間になっています。
また,石蔵酒造のお酒は福岡市内の百貨店でも購入できますが,直売所でしか味わえない,蔵元自慢の「しぼりたて新酒」もここでなら購入できるそうですよ。
この他にも石蔵酒造ではスパークリング清酒「あわゆら」や,福岡特産の博多あまおうを使ったリキュール「博多スパークリング あまおう」なども製造・販売しており,製造直売所ではこれら蔵元自慢のお酒が試飲できます。

明治の面影を残し,どこか懐かしく,それでいて新しい「博多百年蔵」。「博多百年蔵」で作られる蔵元自慢の「博多の地酒」を皆さんも楽しんでみてはいかがでしょうか。

※ 詳しい情報については「石蔵酒造 博多百年蔵」のホームページもご覧ください。また,製造直売所などは一度にたくさんのお客様への対応が難しい場合があるそうですので,多人数でお越しの際などは一度下記ホームページのお問い合わせ先などにご確認ください。
http://www.ishikura-shuzou.co.jp/index.html

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