福岡トレンド

2014.06.23/SIGHTSEEING

福岡の伝統工芸が楽しめる「はかた伝統工芸館」

今回は「はかた伝統工芸館」を紹介します。博多区上川端町に位置した「はかた伝統工芸館」では、福岡・博多に縁のある伝統工芸品を展示・紹介しています。

工芸館は2階建てで、1階には企画展示室と事務室、喫茶コーナーがあり、2階は常設展示室となっています。1階の企画展示室では、時期に応じた多様な展示会や講演会などが開催されます。喫茶コーナーでは有機栽培のコーヒーなども販売していますので、見学や観光の合間のひと休憩に最適です。また、工芸品のお土産販売も行っています。
2階に上がると、展示室の中央に置かれた大きな博多人形「福の神」が迎えてくれます。この「福の神」を中心に左側は「博多織」、右側は「博多人形」が展示されています。

「博多人形」は約400年の歴史を持つ伝統工芸で、現在は日本を代表する人形として世界的にも注目を集めています。1600年、黒田長政の筑前入国に伴って多くの職人が集められ、その職人たちの中から素焼き人形が生まれ、現在の博多人形の下地が作られたといわれています。工芸館では様々な形や表情をした、時代の異なる博多人形を鑑賞できます。
「博多織」の歴史は800年近くにもなります。今から約770年前、一人の僧とともに、若い博多商人満田弥三右門が宋へ旅立ち、織物の技法等を習得して帰国。その後、代々受け継がれたのが始まりです。時代とともに改良が加えられ、黒田長政が幕府に献上したことから「献上博多織」の名が起こりました。現在では、帯だけではなく、ドレスやバッグなど多彩な商品が登場しています。

展示室には「博多織」、「博多人形」の他にも博多曲物や博多独楽、博多鋏、博多張子などの工芸品も展示されています。それぞれの工芸品は、タッチスクリーンで作品の説明や製作の様子も学ぶことが出来ます。もちろん、韓国語や英語、中国語でも楽しめます。

最近、こちらの工芸館を中心として海外への更なる展開が続けられています。2013年9月には韓国釜山広域市で「博多の伝統工芸、釜山プロモーション展」を開催しました。福岡の伝統工芸品と伝統文化が韓国釜山で紹介されて、釜山市民はもちろん、韓国各地から大勢のお客さんが集まり、予想を遥かに超える大反響を得ました。
また,2014年5月22日(木)~6月3日(火)には「はかた伝統工芸館」において、「釜山と博多の伝統工芸コラボ展」が開催され、韓国の至宝ジョン・スゴル氏の陶芸や博多織、博多人形、博多張子などの合同展示・販売が行われました。これからも世界での活躍が楽しみです。

 福岡に来られた際にはぜひ「はかた伝統工芸館」にもお立ち寄り下さい。入場料は無料で、櫛田神社やキャナルシティ等の観光スポットからも近く、アクセスも非常に便利です。

※ 詳しい情報については「はかた伝統工芸館」のホームページをご覧ください。
http://hakata-dentou-kougeikan.jp/

その他のトレンド一覧

記事一覧へ

2016.11.01/

スタートアップ!福岡-「トレーディネート株式会社」 

今回のスタートアップ特集は「トレーディネート株式会社」です。代表取締役の太田健司様と営業チームリーダーの太田郷子様にお話しを伺いました。 ・まず,会社紹介をお願いします。 貿易に関する事なら何でも行います。海外進出に興味…

interview

2016.09.26/

スタートアップ!福岡-「柳星翻訳株式会社」

今回のスタートアップ特集は「柳星翻訳株式会社」です。代表取締役社長の柳承福様にお話を伺いました。 ・まず,会社紹介をお願いします。 長年,大手翻訳会社の下で翻訳のフリーランサーとして携わっていましたが、2016年8月31…

interview

2016.07.14/

「スタートアップ!福岡」-福岡市スタートアップの拠点「福岡市スタートアップカフェ」

今年の「フクオカ プサン カフェ」連載テーマは、今、世界で注目を浴びている「スタートアップ(創業・起業)」です。特に、福岡市はグローバル創業・雇用創出特区として国の指定を受け、日本全国はもちろん、海外からも関心が高まって…

interview

2015.12.15/

展覧会のお知らせ-「日韓近代美術家のまなざし─『朝鮮』で描く」

福岡アジア美術館では「日韓近代美術家のまなざし─『朝鮮』で描く」展覧会を開催します。 本展は、20世紀前半の日本と韓国の美術、そして美術家どうしの交流に焦点をあてた展覧会です。 日本による朝鮮半島の統治という社会的矛盾に…

column

2015.12.08/

九州唯一のジルベスターコンサート『第九で年越し!』

2014年からスタートした福岡ジルベスターコンサート。2015年は『第九で年越し!』と題し、福岡・博多の新たな年越しカウントダウンイベントとして提唱しています。 ヨーロッパをはじめ、日本でも全国でジルベスターコンサートは…

column

2015.10.22/

「博多伝統工芸」―「有限会社マルティグラス」

連載「博多伝統工芸」の最後は、「有限会社マルティグラス」をご紹介します。透明感があって美しい色のガラス工芸品は、日本はもちろんアジアでも珍しく、高度な技術力が認められ、福岡県知事指定特産工芸品に指定されています。髙田泰良…

interview

2015.09.24/

「博多伝統工芸」―博多織「株式会社サヌイ織物」

今回は博多織の「株式会社サヌイ織物」をご紹介します。サヌイ織物の工房は福岡市西区小戸に位置し、博多織の財布や名刺入れ、ネクタイなど、様々な商品を製作しています。サヌイ織物の讃井勝彦社長にお話を伺いました。 ・貴社の事業内…

interview

2015.09.09/

「博多伝統工芸」―博多織「西村織物株式会社」

今回は博多織の「西村織物株式会社」をご紹介します。西村織物は創業150年の老舗織物屋で、博多織の帯はもちろん、様々な商品を制作しています。その技術の評価は高く、今年度の新作博多織展では「内閣総理大臣賞」を受賞されました。…

interview

2015.09.03/

「博多伝統工芸」―博多織「脇山俊明」さん

今回ご紹介するのは博多織の「脇山俊明」さんです。脇山さんは「博多織デベロップメントカレッジ」の2期生です。 ・博多織を始められたきっかけは何ですか。 ものづくりには以前から興味がありましたが、博多織を始めようと決めたのは…

interview

2015.08.24/

「博多伝統工芸」ー博多人形「西山陽一」先生

今回は博多人形の「西山陽一」先生をご紹介します。西山先生は2014年10月、高度な技術・技法を保持する「伝統工芸士」に30代の若さで認定された、博多人形師の中では、最年少の伝統工芸士です。(平成27年8月現在) ・博多人…

interview

2015.08.14/

「博多伝統工芸」ー博多張子「三浦隆」先生

今回ご紹介するのは博多張子の「三浦隆」先生です。博多どんたくのにわか面や十日恵比須の飾りの鯛などで親しまれている「博多張子」について三浦先生に伺いました。 ・「博多張子」の歴史について教えていただけますか。 張子は中国か…

interview

2015.08.05/

「博多伝統工芸」ー博多人形「稲富昭満」先生

今回は博多人形師の稲富昭満先生を取材しました。先生は「伝統工芸士」に認定されており、3度の内閣総理大臣賞を含む多くの賞を受賞された博多人形の名匠です。伝統的な人形はもちろん、高さ2メートルを超える力士の博多人形や高さ10…

interview

SEARCH

  • What's The Project
  • FUKUOKA BUSAN CAFE for BUSINESS