英語力・行動力を育成し,豊かな国際感覚を身につけるために,福岡市の各学校から推薦された中学生100名が,平成26年8月14日(木)~8月23日(土)(9泊10日)の期間,英語体験施設「釜山グローバルビレッジ(BGV)」で体験学習を行いました。
昨年度から,福岡地区の私立中学校,福岡教育大学附属福岡中学校にも募集をし,100名を釜山に派遣しました。
生徒は,初日,現地に着くと,オリエンテーションを受け,ネイティブスピーカーとの英語による面接テストの結果をもとに,自分のレベルに応じたチームに分けられました。
体験学習では,「飛行機の機内」,「地下鉄の駅」,「コンビニ」など英語を実際に使う場面に即した50以上のブースで実践的な英語力を磨きました。例えば,飛行機の機内は,本物の飛行機を施設内に持ち込んだリアルなブースで,生徒はキャビンアテンダントと乗客の役割を演じ,飲み物や食べ物を注文したりして,機内で実際にある英会話の練習を行っていました。
本年度は,チームごとに「テレビショー」を制作しました。各チームごとに,ニュース,インタビューシーン,コマーシャルのシナリオを作り,何度もリハーサルを行い,ビデオに収録しました。最終日には,各チームが作成した「テレビショー」のビデオを観て,優秀作品等の表彰を受けました。作成の作業は,すべて英語で行うので,実践的な英語力が身についたと生徒は感想で述べていました。
派遣生徒の感想より
○グローバルビレッジでは,毎日英語に触れ,コミュニケーションしたことで改めて英語を話す楽しさを感じることができました。しかし,自分の気持ちを英語でより正確に伝えることは難しく,自分の思っていることをしっかりと伝えられないもどかしさも感じました。だから,日本に帰国してから,英検の勉強をがんばっています。
○今回の英語体験学習に参加したことで,今まで以上に積極的に発表し,新しい友だちを作ることができるようになりました。私のルームメートは,韓国人だったので,文化の違いを見つけたりすることをとおして,ことばが違っても心が通じ合うことの喜びなどを感じました。
○自分の言いたいことを英語で伝えたときのうれしさを知ることができた。もっと日本のことを知って,外国に日本の文化を伝えられるようになりたいと思いました。