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福岡・釜山を一つに繋ぐために奮闘する
釜山商工会議所 チョ・ソンジェ会長

釜山商工会議所 チョ・ソンジェ会長

COLUMN

会社所在地 釜山市鎮区凡川1洞853-1
URL http://www.pcci.or.kr

釜山の商工業者が自由な経済活動をし、釜山の経済が一段とレベルアップできるように奮闘する釜山商工会議所のチョ・ソンジェ会長。最近、就任1周年を迎え、一年間の成果と今後の計画を発表しました。「福岡との親密な関係のために努力を惜しまない」と評価されている会長にお会いして詳しいお話を聞いてきました。

釜山商工会議所 チョ・ソンジェ会長


Q 最近、釜山に定住する日本人が多くなっていると報道されています。両国の関係にポジティブな変化をもたらすと予測されていますが、日本人の定住をサポートする意向はありますか。

A 商工会議所として日本人の定住を直接的にサポートするよりは、地域経済活性化のレベルで、日本企業の投資誘致を積極的に進めることで、自然と日本人が釜山地域に流れて来ると思います。
特に釜山は、福岡と「超広域経済圏」の構築のための本格的な議論をしておりますし、既にビジネス交流の協議体も形成しています。「超広域経済圏」とは国境を越え、都市間の共生・協力のネットワークを構築することでしょうから、この議論をさらに進め、様々な交流チャンネルを確保していくことが釜山商工会議所の役割だと思います。

Q 釜山・福岡超広域経済圏の構想を実現するには、どのような取り組みが必要でしょうか。

A まずは、もっと頻繁な交流が必要でしょう。休み中の学生の研修を行うのもひとつの方法で、韓国の映画を福岡で上映し、日本の映画もそうですね。そうした文化的な交流を広げることが何より重要だと思います。もちろん経済面で自国のビジネス領域をさらに広げることが必需です。現在、釜山と福岡との協力関係は望ましい方向に進んでいます。これから釜山をはじめとする東南圏、福岡をはじめとする九州圏へと拡大し、地域の経済人が便利に行き来して交流を深める必要があるでしょう。

Q 釜山と福岡はどのような産業に焦点を合わせて交流すべきでしょうか。

A 釜山と福岡は、両都市の特性もあり、従来の産業分野の協力よりは知識やサービス産業のような先端分野での経済的統合が必要だと思います。さらに視野を広げていくべきでしょう。急激に変化する企業環境に合わせ、インターネットやスマートフォンなどのIT環境を利用した交流を模索してみるのも一つの方法だと思いますね。

釜山商工会議所ビルの外観


Q 釜山商工会議所の会長としての役割について質問します。日本の景気がよくなっている一方で、釜山の景気は厳しいと言われています。釜山商工会議所ではどんな努力を行っていますか。

A 釜山の企業の99%が中小企業です。これらの中小企業がマーケットで認められる競争力をつければ、釜山の都市競争力も同時に向上し、景気も回復するというのが私の考えです。それで地域の中小企業がさらに強い企業、競争力のある企業に成長するようにこれからはもっと力を入れて事業を進めます。そして、このような「中小企業の強い企業化」には円滑な資金支援が必要です。様々な政策資金を地域の企業が効果的かつ適時に活用できる道を開くことにも焦点を合わせるつもりです。あわせて青年失業の解消にも積極的に取り込みます。

Q チョ・ソンジェ会長は気さくなリーダーだと言われているようですが。

A 釜山商工会議所の庁舎8階にある執務室に、新しい椅子を用意しました。業務での決裁をもらいに私を訪ねて来た職員のためです。決裁を受ける職員もリラックスして話すと意思疎通がうまくいくと思ったからです。上司は座ったまま決済し、部下はまるで叱られるみたいに立っている様子は、望ましい組織のあり様ではないと思いました。

Q 今後の計画をお聞かせください。

A 今、釜山市には多くの課題があります。まず、早急に金海空港を加徳島へ移転させ、新しい庁舎を作る必要があります。エコデルターシティの造成と釜山の企業の競争力を強めることも大事です。なにより中小企業は海外市場の開拓に弱いので、変化するニーズへの対応が出来るように努力を惜しんではなりません。それにあわせて、福岡をはじめとする九州との交流も積極的に進めます。一つの経済圏として共生するモデルを作り、経済のみならず、望ましい日韓関係の構築にも役に立ちたいです。

チョ・ソンジェ会長の就任1周年の記者会見

※福岡・釜山経済協力事務所経由でのメール送信となります。ご了承ください。

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